船釣りのビシ号数は「釣りもの・船宿・形」の三つで決める
30秒で結論です。ビシは「アジ用だから何号」と魚名だけで買わず、予約した船宿が指定する号数と形を確認してから買ってください。まだ予約前なら、LTアジなど軽いコマセ釣りは40号前後、通常のコマセ釣りは60〜80号帯、東京湾のビシアジは130号が現れることを大まかな階級として把握します。ただし、この階級は購入指示ではありません。船宿の公式案内か電話で、①号数、②サニー・アンドンなどの形、③カゴの大きさ、④予備の要否を確認して初めて商品を確定できます。
ビシとは、コマセを入れるカゴとオモリを一体にした道具です。同じ80号でもカゴの容量、穴の開き方、目の向きが異なり、同じサニービシでもFLやLなどの規格があります。号数だけが一致しても、船宿指定の放出量やカゴの大きさに合わなければ、そのまま使えるとは限りません。
umisenは、関東の船宿公式サイトから収集したオモリ関連602仕様のうち、文面で「ビシ」「コマセカゴ」と明確に確認でき、釣りものへ結び付く最新28件を抽出しました。24船宿、9釣りものの実指定を使い、どの号数帯が現れ、どれほど船宿差があるかを示します。一般的なオモリまで混ぜないことが、この記事と船釣りのオモリ号数一覧の違いです。

まず知りたい40・60・80・130号の意味
号数はビシに組み込まれたオモリの重さを示す規格です。一般に1号は約3.75gなので、40号は約150g、60号は約225g、80号は約300g、130号は約488gに相当します。この換算は、竿の負荷や持ち運びの重さを想像する助けにはなります。しかし、手持ちの別のオモリを足して合計重量だけを合わせればよい、という意味ではありません。
ビシ釣りでは、船の同じ側に並んだ人が近いタナへ仕掛けを入れます。一人だけ軽いと潮に押されて道糸が斜めになり、隣の人と絡むオマツリが増えます。重さが同じでもカゴの放出量が大きく違えば、コマセの効き方や詰め替えの間隔が周囲とずれます。船宿が号数と形状をそろえるのは、単に釣りやすくするためではなく、船全体の流し方を成立させるためです。

40号はライト系でよく見るが、万能ではない
40号はLTアジや浅場のライト系コマセ釣りで目にしやすい号数です。軽く扱いやすいため、初めての人は「40号を一つ持てばアジ釣りに広く使える」と考えがちです。しかし、通常のビシアジ便や潮の速い場所では、より重い指定が出ます。40号という数字だけでなく「ライトビシ」「横目」「小型カゴ」などの条件まで確認してください。
60号と80号は釣りもの・海域差が出やすい
60号と80号は、イサキ、マダイ、五目、アジなど複数のコマセ釣りで現れます。同じ釣りものでも船宿によって60号か80号かが分かれ、潮次第で両方を求められる場合もあります。ニューサニービシ 50/60号のようにサイズ展開を確認できる商品ページも参考になりますが、購入前に予約先の標準号数と予備号数を分けて聞くのが正解です。
130号は道具全体の対応を先に確認する
130号級になるとビシだけで約500gあり、コマセと仕掛けの抵抗も加わります。竿のオモリ負荷、リール、道糸の巻き量、電源、ロッドキーパーまで一式で適合を確認してください。初回だけなら、重いビシ単体を買う前に船宿のレンタル内容を聞くほうが失敗を減らせます。船釣り道具を借りるか買うかも判断材料になります。
umisen実測:釣りもの別のビシ号数分布
集計基準日は2026-09-12です。同じ船宿と釣りものに複数の記載がある場合は、更新日時が新しい一件だけを残しました。「ビシ」「サニービシ」「アンドンビシ」「ライトビシ」「コマセカゴ」など、ビシ系の道具だと文面から判断できる記載だけを採用しています。単に「オモリ80号」とある行は、テンビン用オモリや胴突き用の可能性を排除できないため、ビシの結論には混ぜていません。
号数を解析できたのは27件、数値を一意に読めなかったのは1件です。範囲指定は両端の中間を代表値にし、表には最多の代表号数、一致率、実測範囲を載せました。母数が小さい釣りものも含むため、一致率が高くても全国標準とは読みません。
| 釣りもの | 最多の代表号数 | 最多への一致率 | 船宿間の実測範囲 |
|---|---|---|---|
| LTアジ・ライトアジ | 40号 | 50%(4/8軒) | 30号〜130号 |
| マダイ・マダイ五目船(コマセ) | 80号 | 43%(3/7軒) | 60号〜90号 |
| イサキ・LTイサキ船 | 40号 | 25%(1/4軒) | 40号〜80号 |
| コマセ・フカセ・ウィリー五目船 | 40号 | 33%(1/3軒) | 40号〜90号 |
| 遠征・沖五目船 | 80号 | 100%(1/1軒) | 80号〜80号 |
| メバル・カサゴ・根魚五目船 | 40号 | 100%(1/1軒) | 40号〜40号 |
| タチウオ船(テンビン・テンヤ) | 40号 | 100%(1/1軒) | 40号〜40号 |
| ビシアジ・大アジ | 130号 | 100%(1/1軒) | 130号〜130号 |
| 青物・ルアー船・SLJ(ジギング) | 90号 | 100%(1/1軒) | 90号〜90号 |

この表の最多号数は、予約前に道具の重さの階級を見積もるための値です。「最多だからその号数を買えばよい」という推奨ではありません。実測範囲が広い行は、地域、狙う水深、ライトと通常、季節、船宿の運用が混ざっている可能性があります。予約後は必ず予約先の指定へ上書きしてください。
話したくなる発見:ビシは「重さ」より「文法」が難しい
今回の集計で面白かったのは、同じ道具を指す表現が一つではなかったことです。最新の明示記載にはサニービシが5件、アンドンビシが0件、ライト系の表現が3件、コマセカゴ表記が3件ありました。さらに「FL」「L」「横目」「プラビシ」といった補足も付きます。
つまり、初心者が覚えるべきなのは「アジは40号」のような一問一答ではありません。船宿の指定文を、重さ・形・容量の三つへ分解する読み方です。友人にビシの選び方を聞かれたら、「号数だけ合っていても半分。形とカゴの大きさまで合って初めて同じ道具」と伝えると、買い間違いの核心が伝わります。
ライトビシ・サニービシ・アンドンビシの違い
名称は商品シリーズ名や通称を含み、メーカーや地域によって使われ方が異なります。ここでは性能を一律に断定せず、購入前に何を見分けるかへ絞ります。
ライトビシ
ライトビシは、軽量なビシを使う釣り方や、その用途に向く小型のビシを指す表現です。LTアジで多く見ますが、「ライト」の文字だけでは号数もサイズも確定しません。40号指定が多い印象があっても、予約先の記載を優先します。LTアジ初心者ガイドでは、タナ取りやコマセワークを含む釣り方全体を確認できます。
サニービシ
サニービシは樹脂製のカゴを備え、窓や調整部でコマセの出方を変えられる製品群です。同じ号数でもFL、Lなどのサイズ差があるため、商品検索では号数だけを入れず、船宿が指定した規格まで含めます。調整方法を自己流で決めず、最初は船長や仲乗りにコマセの詰め方と窓の開き具合を見てもらうのが安全です。
アンドンビシと金属カゴ
アンドンビシは金属製のカゴを持つ形式として案内されます。目の向きやカゴの容量に指定が付くことがあり、同じ号数の樹脂製ビシへ勝手に置き換えられない場合があります。船宿が「アンドン」「横目」などと書いているなら、その語を省かず確認してください。
コマセカゴ表記
公式案内が「コマセカゴ80号」のような表記だけの場合、形やサイズが十分に分からないことがあります。ネットで画像が似た商品を選ぶ前に、電話で「サニービシですか、アンドンビシですか」「カゴはM、FL、Lのどれですか」と聞きます。聞き慣れない規格なら、船内販売やレンタルが最も確実です。

ビシアジの釣果データから準備量を考える
ビシの購入判断は号数だけでなく、その釣りで一日に何回投入し、どれほど道具へ負荷がかかるかとも関係します。そこでビシアジについて、直近30日の釣果報告を確認しました。10港、11船宿から76件の報告があり、船宿日77日の一日匹数は平均45匹、上位10%の目安67匹、最大110匹でした。

報告が最も多かった港は金沢八景ですが、この順位はビシ号数の共通性を示しません。釣果報告の多さは出船数や掲載頻度にも影響され、釣果を保証するものでもありません。港を選ぶときはアクセス、出船時間、レンタル、初心者対応を含めて比較し、号数は選んだ船宿へ確認します。
一日匹数は、ビシの予備個数を直接決める数字でもありません。ビシは通常の仕掛けより失くしにくい一方、道糸切れやオマツリの処理で交換が必要になることがあります。予備が必要かはポイントの水深、根掛かり、船宿販売の有無で変わるため、「平均匹数が多いから二個必要」とは結論づけません。データから言えるのは、ビシアジは一日を通じて重い道具を何度も上げ下げする釣りであり、竿とリールを含む一式の適合が重要だということです。
買うか、借りるかを先に決める
初回からビシだけを買うと、号数は合ったのに竿が負荷へ対応しない、カゴ規格が違う、次回は別の船宿で使えない、ということが起こります。次の順で決めると無駄が減ります。
借りるほうがよい人
- 初めてのビシ釣りで、続けるかまだ分からない
- 130号級を扱える竿とリールを持っていない
- 船宿指定の形やカゴサイズを商品名へ変換できない
- 遠征先で普段と異なる規格を使う
レンタルは単に安く済ませる方法ではありません。その船宿の釣り方に合った一式を借り、実際の重さ、竿の曲がり、巻き上げ負荷を体験できる試着の機会です。借りたビシの規格を釣行後に記録してから、自分用を選ぶと精度が上がります。
買う価値が高い人
- 同じ船宿、同じ釣りものへ繰り返し乗る
- 指定号数と規格が確認でき、手持ちの竿も対応する
- コマセの出方を自分で調整したい
- 船内販売に毎回頼らず、事前に予備までそろえたい
オンライン購入は、号数・カゴサイズ・形状を細かく絞り、複数店舗の在庫と送料条件を比較できる点に意味があります。実店舗で目的の号数だけ欠品しているときや、FLとLを区別して探したいときほど役立ちます。反対に、指定が曖昧なままポイント還元だけで決めるのは避けてください。

通販でビシを選ぶ四段階
1. 船宿の文をそのまま控える
「80号」だけ抜き出さず、「サニービシFL80号」「アンドンビシ横目40号」のように一行全体を控えます。色指定やカゴの調整条件があれば、それも残します。公式サイトの情報が古い可能性もあるため、予約時に変更がないか確認してください。
2. 商品名ではなく仕様欄を照合する
検索結果のタイトルには規格の一部しか出ないことがあります。商品ページで号数、カゴサイズ、材質、目の向き、付属品を確認します。「アジ用」「万能」の販促文より、船宿の具体的な指定との一致を優先します。
3. 送料込みの総額と納期を見る
ビシは重さがあるため、送料条件で総額が変わります。商品価格だけで最安と断定せず、届け先、納期、送料、ポイント条件を購入画面で確認します。出船前日に届く予定では余裕がないため、遅延時に船内販売へ切り替えられるかも確認しておきます。
4. 到着後に表示と可動部を確認する
届いたら号数表示、カゴサイズ、ふたや調整部の動作、変形の有無を確認します。実釣前にコマセを詰めて室内で振る必要はありません。動作確認の方法が分からなければ、船上で船長に見てもらいます。自己流の改造や穴の拡大は、船宿の運用と合わなくなるため避けます。

主役商品と他候補の使い分け
船宿から「サニービシFL80号」のように指定された人には、規格まで絞れるサニービシが主役候補です。近隣店で目的の号数やサイズが欠けているとき、複数店舗を横断して探せるオンライン購入の利点が大きくなります。価格は変動するため、カードの現在表示で確認してください。






