船釣りのビシ号数ガイド|40・60・80・130号の選び方
船釣りのビシ号数を船宿の実指定から釣りもの別に比較。ライトビシ、サニービシ、アンドンビシの違い、40・60・80・130号を買う前の確認手順を解説します。
読了 16 分umisen編集部2026.08.23 公開2026.08.21 更新 PR:本ページはプロモーション(広告)を含みます。
船釣りのビシ号数は「釣りもの・船宿・形」の三つで決める
30秒で結論です。ビシは「アジ用だから何号」と魚名だけで買わず、予約した船宿が指定する号数と形を確認してから買ってください。まだ予約前なら、LTアジなど軽いコマセ釣りは40号前後、通常のコマセ釣りは60〜80号帯、東京湾のビシアジは130号が現れることを大まかな階級として把握します。ただし、この階級は購入指示ではありません。船宿の公式案内か電話で、①号数、②サニー・アンドンなどの形、③カゴの大きさ、④予備の要否を確認して初めて商品を確定できます。
ビシとは、コマセを入れるカゴとオモリを一体にした道具です。同じ80号でもカゴの容量、穴の開き方、目の向きが異なり、同じサニービシでもFLやLなどの規格があります。号数だけが一致しても、船宿指定の放出量やカゴの大きさに合わなければ、そのまま使えるとは限りません。
umisenは、関東の船宿公式サイトから収集したオモリ関連602仕様のうち、文面で「ビシ」「コマセカゴ」と明確に確認でき、釣りものへ結び付く最新28件を抽出しました。24船宿、9釣りものの実指定を使い、どの号数帯が現れ、どれほど船宿差があるかを示します。一般的なオモリまで混ぜないことが、この記事と船釣りのオモリ号数一覧の違いです。
ビシは魚名だけでなく、号数・形・カゴサイズを予約先へ確認して決めるまず知りたい40・60・80・130号の意味
号数はビシに組み込まれたオモリの重さを示す規格です。一般に1号は約3.75gなので、40号は約150g、60号は約225g、80号は約300g、130号は約488gに相当します。この換算は、竿の負荷や持ち運びの重さを想像する助けにはなります。しかし、手持ちの別のオモリを足して合計重量だけを合わせればよい、という意味ではありません。
ビシ釣りでは、船の同じ側に並んだ人が近いタナへ仕掛けを入れます。一人だけ軽いと潮に押されて道糸が斜めになり、隣の人と絡むオマツリが増えます。重さが同じでもカゴの放出量が大きく違えば、コマセの効き方や詰め替えの間隔が周囲とずれます。船宿が号数と形状をそろえるのは、単に釣りやすくするためではなく、船全体の流し方を成立させるためです。
号数は重さの階級。購入確定には形とカゴサイズも必要40号はライト系でよく見るが、万能ではない
40号はLTアジや浅場のライト系コマセ釣りで目にしやすい号数です。軽く扱いやすいため、初めての人は「40号を一つ持てばアジ釣りに広く使える」と考えがちです。しかし、通常のビシアジ便や潮の速い場所では、より重い指定が出ます。40号という数字だけでなく「ライトビシ」「横目」「小型カゴ」などの条件まで確認してください。
60号と80号は釣りもの・海域差が出やすい
60号と80号は、イサキ、マダイ、五目、アジなど複数のコマセ釣りで現れます。同じ釣りものでも船宿によって60号か80号かが分かれ、潮次第で両方を求められる場合もあります。サイズ展開を確認できる商品ページも参考になりますが、購入前に予約先の標準号数と予備号数を分けて聞くのが正解です。
130号は道具全体の対応を先に確認する
130号級になるとビシだけで約500gあり、コマセと仕掛けの抵抗も加わります。竿のオモリ負荷、リール、道糸の巻き量、電源、ロッドキーパーまで一式で適合を確認してください。初回だけなら、重いビシ単体を買う前に船宿のレンタル内容を聞くほうが失敗を減らせます。船釣り道具を借りるか買うかも判断材料になります。
umisen実測:釣りもの別のビシ号数分布
集計基準日は2026-09-29です。同じ船宿と釣りものに複数の記載がある場合は、更新日時が新しい一件だけを残しました。「ビシ」「サニービシ」「アンドンビシ」「ライトビシ」「コマセカゴ」など、ビシ系の道具だと文面から判断できる記載だけを採用しています。単に「オモリ80号」とある行は、テンビン用オモリや胴突き用の可能性を排除できないため、ビシの結論には混ぜていません。
号数を解析できたのは27件、数値を一意に読めなかったのは1件です。範囲指定は両端の中間を代表値にし、表には最多の代表号数、一致率、実測範囲を載せました。母数が小さい釣りものも含むため、一致率が高くても全国標準とは読みません。
| 釣りもの | 最多の代表号数 | 最多への一致率 | 船宿間の実測範囲 |
|---|
| LTアジ・ライトアジ | 40号 | 50%(4/8軒) | 30号〜130号 |
| マダイ・マダイ五目船(コマセ) | 80号 | 43%(3/7軒) | 60号〜90号 |
| イサキ・LTイサキ船 | 40号 | 25%(1/4軒) | 40号〜80号 |
| コマセ・フカセ・ウィリー五目船 | 40号 | 33%(1/3軒) | 40号〜90号 |
| 遠征・沖五目船 | 80号 | 100%(1/1軒) | 80号〜80号 |
| メバル・カサゴ・根魚五目船 | 40号 | 100%(1/1軒) | 40号〜40号 |
| タチウオ船(テンビン・テンヤ) | 40号 | 100%(1/1軒) | 40号〜40号 |
| ビシアジ・大アジ | 130号 | 100%(1/1軒) | 130号〜130号 |
| 青物・ルアー船・SLJ(ジギング) | 90号 | 100%(1/1軒) | 90号〜90号 |
実測表は予約前の目安、予約後と当日は船宿指定を優先するこの表の最多号数は、予約前に道具の重さの階級を見積もるための値です。「最多だからその号数を買えばよい」という推奨ではありません。実測範囲が広い行は、地域、狙う水深、ライトと通常、季節、船宿の運用が混ざっている可能性があります。予約後は必ず予約先の指定へ上書きしてください。
話したくなる発見:ビシは「重さ」より「文法」が難しい
今回の集計で面白かったのは、同じ道具を指す表現が一つではなかったことです。最新の明示記載にはサニービシが5件、アンドンビシが0件、ライト系の表現が3件、コマセカゴ表記が3件ありました。さらに「FL」「L」「横目」「プラビシ」といった補足も付きます。
つまり、初心者が覚えるべきなのは「アジは40号」のような一問一答ではありません。船宿の指定文を、重さ・形・容量の三つへ分解する読み方です。友人にビシの選び方を聞かれたら、「号数だけ合っていても半分。形とカゴの大きさまで合って初めて同じ道具」と伝えると、買い間違いの核心が伝わります。
ライトビシ・サニービシ・アンドンビシの違い
名称は商品シリーズ名や通称を含み、メーカーや地域によって使われ方が異なります。ここでは性能を一律に断定せず、購入前に何を見分けるかへ絞ります。
ライトビシ
ライトビシは、軽量なビシを使う釣り方や、その用途に向く小型のビシを指す表現です。LTアジで多く見ますが、「ライト」の文字だけでは号数もサイズも確定しません。40号指定が多い印象があっても、予約先の記載を優先します。LTアジ初心者ガイドでは、タナ取りやコマセワークを含む釣り方全体を確認できます。
サニービシ
サニービシは樹脂製のカゴを備え、窓や調整部でコマセの出方を変えられる製品群です。同じ号数でもFL、Lなどのサイズ差があるため、商品検索では号数だけを入れず、船宿が指定した規格まで含めます。調整方法を自己流で決めず、最初は船長や仲乗りにコマセの詰め方と窓の開き具合を見てもらうのが安全です。
アンドンビシと金属カゴ
アンドンビシは金属製のカゴを持つ形式として案内されます。目の向きやカゴの容量に指定が付くことがあり、同じ号数の樹脂製ビシへ勝手に置き換えられない場合があります。船宿が「アンドン」「横目」などと書いているなら、その語を省かず確認してください。
コマセカゴ表記
公式案内が「コマセカゴ80号」のような表記だけの場合、形やサイズが十分に分からないことがあります。ネットで画像が似た商品を選ぶ前に、電話で「サニービシですか、アンドンビシですか」「カゴはM、FL、Lのどれですか」と聞きます。聞き慣れない規格なら、船内販売やレンタルが最も確実です。
名称だけで決めず、号数・材質・カゴサイズ・目の向きを照合するビシアジの釣果データから準備量を考える
ビシの購入判断は号数だけでなく、その釣りで一日に何回投入し、どれほど道具へ負荷がかかるかとも関係します。そこでビシアジについて、直近30日の釣果報告を確認しました。10港、11船宿から76件の報告があり、船宿日77日の一日匹数は平均45匹、上位10%の目安67匹、最大110匹でした。
| 順位 | 港 | 釣果報告 | 報告船宿 |
|---|
| 1 | 金沢八景 | 25件 | 1船宿 |
| 2 | 久里浜港 | 20件 | 2船宿 |
| 3 | 隅田川・東京湾岸 | 12件 | 1船宿 |
| 4 | 鴨居港 | 10件 | 1船宿 |
| 5 | 茅ヶ崎漁港 | 8件 | 1船宿 |
| 6 | 小柴 | 8件 | 1船宿 |
| 7 | 走水 | 6件 | 1船宿 |
釣果の多い港ほど同じビシ号数とは限らない。予約先指定は別に確認する報告が最も多かった港は金沢八景ですが、この順位はビシ号数の共通性を示しません。釣果報告の多さは出船数や掲載頻度にも影響され、釣果を保証するものでもありません。港を選ぶときはアクセス、出船時間、レンタル、初心者対応を含めて比較し、号数は選んだ船宿へ確認します。
一日匹数は、ビシの予備個数を直接決める数字でもありません。ビシは通常の仕掛けより失くしにくい一方、道糸切れやオマツリの処理で交換が必要になることがあります。予備が必要かはポイントの水深、根掛かり、船宿販売の有無で変わるため、「平均匹数が多いから二個必要」とは結論づけません。データから言えるのは、ビシアジは一日を通じて重い道具を何度も上げ下げする釣りであり、竿とリールを含む一式の適合が重要だということです。
買うか、借りるかを先に決める
初回からビシだけを買うと、号数は合ったのに竿が負荷へ対応しない、カゴ規格が違う、次回は別の船宿で使えない、ということが起こります。次の順で決めると無駄が減ります。
借りるほうがよい人
- 初めてのビシ釣りで、続けるかまだ分からない
- 130号級を扱える竿とリールを持っていない
- 船宿指定の形やカゴサイズを商品名へ変換できない
- 遠征先で普段と異なる規格を使う
レンタルは単に安く済ませる方法ではありません。その船宿の釣り方に合った一式を借り、実際の重さ、竿の曲がり、巻き上げ負荷を体験できる試着の機会です。借りたビシの規格を釣行後に記録してから、自分用を選ぶと精度が上がります。
買う価値が高い人
- 同じ船宿、同じ釣りものへ繰り返し乗る
- 指定号数と規格が確認でき、手持ちの竿も対応する
- コマセの出方を自分で調整したい
- 船内販売に毎回頼らず、事前に予備までそろえたい
オンライン購入は、号数・カゴサイズ・形状を細かく絞り、複数店舗の在庫と送料条件を比較できる点に意味があります。実店舗で目的の号数だけ欠品しているときや、FLとLを区別して探したいときほど役立ちます。反対に、指定が曖昧なままポイント還元だけで決めるのは避けてください。
初回は借りて規格を確認し、反復する船宿の指定が固まってから購入する通販でビシを選ぶ四段階
1. 船宿の文をそのまま控える
「80号」だけ抜き出さず、「サニービシFL80号」「アンドンビシ横目40号」のように一行全体を控えます。色指定やカゴの調整条件があれば、それも残します。公式サイトの情報が古い可能性もあるため、予約時に変更がないか確認してください。
2. 商品名ではなく仕様欄を照合する
検索結果のタイトルには規格の一部しか出ないことがあります。商品ページで号数、カゴサイズ、材質、目の向き、付属品を確認します。「アジ用」「万能」の販促文より、船宿の具体的な指定との一致を優先します。
3. 送料込みの総額と納期を見る
ビシは重さがあるため、送料条件で総額が変わります。商品価格だけで最安と断定せず、届け先、納期、送料、ポイント条件を購入画面で確認します。出船前日に届く予定では余裕がないため、遅延時に船内販売へ切り替えられるかも確認しておきます。
4. 到着後に表示と可動部を確認する
届いたら号数表示、カゴサイズ、ふたや調整部の動作、変形の有無を確認します。実釣前にコマセを詰めて室内で振る必要はありません。動作確認の方法が分からなければ、船上で船長に見てもらいます。自己流の改造や穴の拡大は、船宿の運用と合わなくなるため避けます。
商品名より、号数・形・カゴサイズ・納期を一つずつ照合する主役商品と他候補の使い分け
船宿から「サニービシFL80号」のように指定された人には、規格まで絞れるサニービシが主役候補です。下のカードはL規格(φ53×95mm)の例なので、FL指定の人は規格が一致するか確認し、一致しなければ別の商品を探します。近隣店で目的の号数やサイズが欠けているとき、複数店舗を横断して探せるオンライン購入の利点が大きくなります。価格は変動するため、カードの現在表示で確認してください。

サニー ニューサニービシ 80号
サイズ φ53×95mm|号数展開 60〜120号|タイプ L BP
楽天¥3,911
ライト便で指定された人は軽量規格を優先し、通常便へ流用できると思い込まないことが選定理由です。

サニー サニーライトFL 40号
FL規格・40号・軽量コマセ釣り向け
楽天¥2,673
金属カゴ指定なら、同じ号数でも樹脂製と金属製を無条件に置き換えない点が差別化軸です。

タカミヤ(TAKAMIYA) アンドンカゴ 鉛付 40号
鉛付き・金属カゴ・40号
重いビシアジ便など80号の金属カゴ指定には、ステンレス製のアンドンカゴが候補になります。

タカミヤ(TAKAMIYA) ステンレスアンドンカゴ 80号
ステンレス製・80号・金属カゴ
楽天¥1,116
東京湾のビシアジなど130号指定では、重さと一式の適合を先に確認してから購入します。

タカミヤ(TAKAMIYA) パワービシ 130号 L
Lサイズ・130号・コマセカゴ一体型
楽天¥1,356
ビシと合わせて必要になる小物として、道糸とビシをつなぐテンビンと、仕掛けへの急な衝撃を吸収するゴムヨリトリも、予約先の指定を確認したうえで候補に加えてください。どちらも号数より形状と長さを船宿指定に合わせることが先決です。

ヤマシタ 船テンビン K型 25cm
K型・全長25cm・コマセ釣り用テンビン
楽天¥605

ヤマシタ ゴムヨリトリ アジ・イサキSP 1.5mm 30cm
太さ 1.5mm|長さ 30cm
楽天¥388
ビシを安全に運ぶには、濡れた道具と分けられる防水ケースが向きます。重いビシが箱の中で動かないよう区切るロングケース、海水を流した後に水気を取るタオルも、号数の違う予備を整理する理由が明確です。

MEIHO 防水ケース WG-1
サイズ 175×105×43mm|ポリカーボネート製|防水パッキン採用
楽天¥1,782

MEIHO ロングケース 620
外寸 629×140×55mm|仕切り板3枚付属|日本製
酔いやすい人は道具選びに集中する前に、一般用医薬品のアネロンを用法・用量と注意事項に従って検討します。

アネロン ニスキャップ 9カプセル
指定第2類医薬品|1日1回・乗船30分前|15才以上
楽天¥847
服装はコマセの飛沫を洗い流しやすいレインスーツが実用的です。どちらもビシの性能を上げる商品ではなく、一日を安全かつ快適に過ごす補助として紹介しています。

ダイワ レインスーツ DR-3625
RAINMAX透湿防水|止水ファスナー採用|上下セット
楽天¥26,026
重いビシは号数別に固定し、移動中にぶつからないよう収納する乗船前日と当日の確認
前日は公式サイトと予約確認をもう一度見て、通常号数、予備号数、形、カゴサイズをケース内の現物と照合します。ビシ本体の表示が読めない、変形している、ふたが閉じない場合は使わず、交換品か船内販売を用意します。重いビシをバッグの上部へ入れると移動中に揺れるため、底側へ固定してください。
当日は受付で「今日はこのビシで合っていますか」と現物を見せるのが最短です。潮が速く号数変更の可能性があるなら、交換する合図も聞きます。船長が指定を変えたら、記事や過去の経験より当日の指示が優先です。
コマセの詰め方は、カゴいっぱいに押し込めばよいわけではありません。量、窓の開き、振る回数は釣り方と船宿で異なります。最初の投入前に見本を見せてもらい、周囲と同じテンポで始めます。ビシを振り回したり、足元へ裸で置いたりせず、移動時は仕掛けと分けて安定した場所へ収めます。
指定文が短いときの聞き返し方
船宿の案内が「ビシ80号」の一言だけなら、初心者が商品を特定するには情報が足りません。しかし、専門用語をすべて覚えてから電話する必要はありません。「初めてなので、買う場合に必要な形とカゴの大きさも教えてください」と伝えれば、船宿側が必要な規格を補ってくれます。手持ち品を使えるか聞くときは、商品名を読み上げるより、現物の写真やメーカーの仕様ページを見ながら、号数、材質、サイズを順番に伝えるほうが誤解を減らせます。
「通常は80号、潮が速ければ100号」と言われた場合は、二つとも自分で買う必要があるのか、重いほうは船内販売や貸出で対応できるのかを続けて確認します。出番が少ない予備まで最初からそろえると、次回に別規格の船へ乗ったとき使わない道具が増えます。逆に船内販売がなく、変更の可能性が高いなら、予備を事前に持つ意味が大きくなります。必要個数は記事の一般論で決めず、乗る船の運用から決めるのが合理的です。
手持ちの竿へ合わせるのではなく、船の指定から戻る
「この竿があるから、軽いビシの船を選びたい」という予約前の絞り込みは問題ありません。一方、予約した後に「竿が80号までだから、130号指定の船で80号を使う」という合わせ方はできません。先に船の指定があり、それへ対応する竿を借りるか用意する順番です。竿の負荷表示ぎりぎりで使えるかどうかも、ビシ単体の重さだけでは決まりません。コマセ、テンビン、仕掛け、巻き上げ時の抵抗が加わるため、メーカーの対象釣法と船宿の推奨を照合してください。
電動リールを使う便では、電源コード、バッテリーの扱い、道糸の号数と巻き量も確認します。船電源を使える場合でも、接続方法は船宿の指示に従います。重いビシを速く巻き上げればよいわけではなく、魚が掛かったときの速度や停止位置も船上で教わるのが安全です。道具の一部だけを高性能にしても、全体の適合が取れていなければ扱いやすさは上がりません。
よくある買い間違いと、その場での対処
号数は合っているがカゴが違う
最も起こりやすいのが、数字だけ見て買い、指定と異なる形を持ち込むケースです。自己判断で使い始めず、受付で現物を見せます。船の運用に合わなければ、レンタルか船内販売へ切り替え、買った品は未使用のまま返品条件を確認します。パッケージを開けたり海水へ浸けたりすると返品できないことがあるため、投入前の確認が重要です。
カゴサイズの記号を見落とした
FL、L、Mなどの記号は、検索画面では小さく表示されたり、商品タイトルの後半に置かれたりします。到着品が指定と違ったら、コマセ量を自己流で減らせば同じになるとは考えません。カゴの容量だけでなく、形や放出の調整幅も異なるためです。商品ページの仕様欄、注文履歴、現物表示を見比べ、違いを説明できない場合は船宿へ写真を見せて確認します。
「アジ用」だけで選んだ
アジ釣りにはLTアジとビシアジがあり、必要な重さの階級が大きく違います。商品ページに「アジ用」と書かれていても、自分が予約した便へ適合する証拠にはなりません。予約名が「アジ船」だけで釣法が分からないなら、40号帯か130号帯かを推測せず、船宿へ「ライトですか、通常のビシアジですか」と確認します。ビシアジガイドでは重いビシを使う釣りの流れ、LT側は別記事で道具立てを確認できます。
安さやポイントを先に見た
規格が違う商品は、安くても使えません。価格比較は、号数、形、カゴサイズが一致する候補同士で最後に行います。送料やポイント条件は変わるため、記事中に固定した数字を頼らず購入画面で確認します。レビュー件数が多いことも、自分の船宿に適合する保証ではありません。レビューは耐久性や使い勝手の参考にし、適合判断は船宿指定とメーカー仕様で行います。
予備を買いすぎた
ビシは号数が違うと重量が大きく、複数持てば荷物も増えます。「念のため」で全号数をそろえるより、通常用を確定し、変更時の予備を借りられるか聞きます。同じ船宿へ通ううちに使用頻度が見えたら、その時点で予備を追加できます。初回の買い物は完成形ではなく、自分の釣行パターンを知るための最小構成と考えると無駄が減ります。
当日の潮で指定が変わることがあるため、投入前に現物を見せて確認する釣行後の手入れと次回メモ
ビシは海水とコマセが残ると、金属部の腐食、におい、可動部の固着につながります。船宿の洗い場か帰宅後に真水で流し、カゴの内部と調整部へ残ったコマセを落とします。樹脂部分へ強い衝撃を与えず、十分に乾かしてから収納してください。洗剤や潤滑剤の使用は製品の案内を確認し、海へ流出する場所では使いません。
次回のために、船宿名、釣りもの、使った号数、形、カゴサイズ、当日の変更、借りたか買ったかを記録します。「80号だった」だけでなく「サニービシFL80号、予備は船内販売あり」のように残すと、次回の問い合わせが具体的になります。別の船宿へ行くときは、そのメモを標準だと思わず、新しい予約先へ再確認します。
記録には釣れた匹数だけでなく、コマセの詰め量を船長に直されたか、窓の開きを変えたか、重さで巻き上げがつらかったかも残します。次回に竿やリールを買い替えるとき、単なるカタログ値ではなく、自分が一日扱った実感を判断材料にできます。ただし当日の調整を別の船へそのまま持ち込まず、毎回最初に船長の説明を聞くことは変わりません。
洗浄後は号数と規格、当日の変更を記録し、次回も予約先へ照合するよくある質問
Q. LTアジのビシは必ず40号ですか?
必ずではありません。40号はよく見る階級ですが、船宿、海域、潮、釣り方で指定が変わるため、予約先の公式案内か電話で確認してください。
Q. 80号指定ならサニービシでもアンドンビシでも使えますか?
号数が同じでも、材質、カゴ容量、目の向き、コマセの出方が違います。船宿が形を指定している場合は置き換えず、形の指定が不明なら購入前に確認します。
Q. ビシアジ用に130号を買えば他のコマセ釣りにも使えますか?
重さとカゴの規格が合わない釣りへは流用できません。竿の負荷も大きく変わるため、釣りものごとに船宿指定を確認してください。
Q. サニービシのFLとLは何が違いますか?
カゴの大きさなど規格が異なります。具体的な寸法や適合は製品の公式情報を確認し、船宿が指定した規格と同じものを選びます。
Q. ビシは何個持っていけばよいですか?
一律の個数は決められません。根掛かりや道糸切れの可能性、船内販売とレンタルの有無が違うため、通常用と予備用を船宿へ尋ねてください。
Q. ビシの号数と竿のオモリ負荷は同じ数字なら適合しますか?
竿の表示範囲に入ることは最低条件ですが、コマセ、仕掛け、水深、巻き上げ回数も影響します。竿メーカーの適合表示と船宿の推奨タックルを両方確認します。
Q. 船宿サイトにビシの指定が見つからないときは?
予約時に「号数、形、カゴサイズ、予備、船内販売」をまとめて聞いてください。推測で買うより、借りるか現地で購入するほうが確実です。
次にすること
予約前なら実測表で軽量・中量・重量の階級だけを把握し、釣りもの一覧から乗りたい便を絞ります。予約後は公式案内の文を一行そのまま控え、号数、形、カゴサイズ、予備の四点を船宿へ確認してください。買い物はその後です。
ビシ選びの正解は、最も人気の商品を選ぶことではありません。自分が乗る船の釣り方へ、重さとコマセの出方を合わせることです。迷ったら借りて一度使い、現物の規格を記録してから購入する。この順番なら、号数違いの買い直しと船上のオマツリを同時に減らせます。