船釣りのオモリ号数は「釣りもの名」だけで買わない
30秒で結論です。船釣りのオモリは、予約した船宿が指定する号数を最優先してください。まだ船宿が決まっていない段階では、下の早見表で「軽量帯か、80号前後か、150号級か」だけを見ます。予約後は船宿指定へ上書きし、指定が見つからなければ電話で「通常は何号ですか。潮が速い日の予備は何号で、何個必要ですか」と聞けば十分です。
検索している今、いちばん知りたいのは「自分の釣りものは何号あたりか?」ですよね。水深だけから号数を決めるのは危険です。同じ魚、同じ水深でも、潮、釣法、船団のルールで指定が変わります。隣の人と号数が違うまま釣ると糸が斜めになり、オマツリの原因になるため、自己判断で軽くするのは避けましょう。
今の状況に合わせて、次の1行だけ実行してください。
| 今の状況 | すぐやること | 買ってよいか |
|---|---|---|
| 船宿をまだ決めていない | 下の早見表で重さの階級だけ把握する | まだ買わない |
| 予約済みで指定を確認できた | 号数・形状・予備の個数をメモする | 指定どおりなら買える |
| 予約済みだが指定が見つからない | 船宿へ電話し、通常・予備・形状・個数を聞く | 回答まで待つ |
検索から急いで確認したい方は、次の魚種・釣法別早見表で自分の釣りものを探してください。最多号数は予約前に重さの階級を知るための仮目安、実測範囲は船宿ごとの差です。買う号数は早見表だけで決めず、予約先の指定で確定します。魚種名が同じでも、LT、ビシ、テンビン、テンヤなど釣法が違えば別の道具立てになるため、予約ページに書かれた便名まで照合してください。
| 魚種・釣法 | 最多の代表号数 | 船宿間の実測範囲 | 母数 |
|---|---|---|---|
| シロギス船 | 15号 | 12.5号〜17.5号 | 13軒 |
| カワハギ船 | 25号 | 20号〜30号 | 14軒 |
| LTアジ・ライトアジ | 130号 | 11.5号〜150号 | 28軒 |
| タチウオ船(テンビン・テンヤ) | 70号 | 26号〜120号 | 30軒 |
| マダイ・マダイ五目船(コマセ) | 80号 | 9号〜130号 | 26軒 |
| ヤリイカ船(スッテ仕掛け) | 150号 | 80号〜175号 | 20軒 |
umisenは、関東の船宿公式サイトから収集したオモリ指定を、船宿と釣りものの組み合わせごとに重複排除して集計しました。対象は136船宿、最新記載360件です。数値として解析できた346件から、母数5軒以上の20釣りものを比較します。一般的な目安を作るためではなく、「予約前の仮決め」と「予約後の最終確認」を分けるためのデータとして使ってください。

まず守ること:号数違いは自分だけの問題ではない?
オモリの号数は重さの規格です。一般に1号は約3.75gなので、40号なら約150g、80号なら約300gです。ここだけ読むと「グラム換算できれば自由に選べるのでは?」と感じるかもしれません。
ただし、この記事の目的はグラム換算して自由に代用品を選ぶことではありません。船上では複数人が同じ側から仕掛けを下ろし、近いタナを狙います。自分だけ軽いオモリを使うと仕掛けが潮に押され、隣の道糸を横切りやすくなります。重すぎても仕掛けの落下や誘いのテンポが周囲とずれます。
したがって安全な優先順位は明快です。
- 予約先の公式案内、予約確認メール、電話案内
- 出船当日の船長の指示
- 指定がまだ分からない予約前だけ、この記事の実測表
船長が「今日は潮が速いので80号」と案内したら、普段60号の釣りものでも80号へ交換します。記事、商品パッケージ、知人の経験より当日の指示が上です。地域や船宿によって形状の指定もあり、六角型、胴突き用、ビシ一体型、テンヤなどを単純に同じ号数だけで置き換えられない場合があります。分からないときは購入前に聞くのが、最も安く、最も確実です。

umisen実測:釣りもの別のオモリ号数はどれくらい違う?
集計基準日は2026-08-29です。「自分の釣りものは一覧のどこにいるのか」をまず見たいですよね。同じ船宿と釣りものに複数の記載がある場合は更新日時が新しい1件だけを残しました。「40〜60号」のような範囲指定は両端の中間値を代表値とし、0.5号刻みで集計しています。これは船宿の指定を勝手に一つへ固定するためではなく、自由記述を同じ物差しで比較するための処理です。
| 順位 | 釣りもの | 最多の代表号数 | 一致率 | 実測範囲 | 母数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | タチウオ船(テンビン・テンヤ) | 70号 | 20% (6軒) | 26号〜120号 | 30軒 |
| 2 | LTアジ・ライトアジ | 130号 | 39% (11軒) | 11.5号〜150号 | 28軒 |
| 3 | マダイ・マダイ五目船(コマセ) | 80号 | 58% (15軒) | 9号〜130号 | 26軒 |
| 4 | マルイカ船 | 60号 | 27% (6軒) | 35号〜70号 | 22軒 |
| 5 | 中深場五目・キンメダイ・クロムツ | 150号 | 27% (6軒) | 80号〜350号 | 22軒 |
| 6 | コマセ・フカセ・ウィリー五目船 | 80号 | 23% (5軒) | 40号〜200号 | 22軒 |
| 7 | ヤリイカ船(スッテ仕掛け) | 150号 | 30% (6軒) | 80号〜175号 | 20軒 |
| 8 | スルメイカ船 | 150号 | 47% (9軒) | 120号〜200号 | 19軒 |
| 9 | 泳がせ五目・ヒラメ船(活き餌) | 50号 | 22% (4軒) | 35号〜150号 | 18軒 |
| 10 | マダコ船(エギ・テンヤ) | 50号 | 29% (5軒) | 15号〜50号 | 17軒 |
| 11 | メバル・カサゴ・根魚五目船 | 150号 | 27% (4軒) | 10号〜150号 | 15軒 |
| 12 | カワハギ船 | 25号 | 36% (5軒) | 20号〜30号 | 14軒 |
| 13 | シロギス船 | 15号 | 46% (6軒) | 12.5号〜17.5号 | 13軒 |
| 14 | アマダイ船 | 60号 | 25% (3軒) | 50号〜100号 | 12軒 |
| 15 | イサキ・LTイサキ船 | 60号 | 27% (3軒) | 40号〜80号 | 11軒 |
| 16 | 青物・ルアー船・SLJ(ジギング) | 80号 | 44% (4軒) | 70号〜120号 | 9軒 |
| 17 | オニカサゴ船 | 120号 | 29% (2軒) | 120号〜175号 | 7軒 |
| 18 | ショウサイフグ・湾フグ船 | 25号 | 33% (2軒) | 12.5号〜80号 | 6軒 |
| 19 | アオリイカ船(エギング) | 10号 | 40% (2軒) | 10号〜25号 | 5軒 |
| 20 | 夜アナゴ船 | 25号 | 100% (5軒) | 25号〜25号 | 5軒 |

この表は「1位ほど優れた釣りもの」というランキングではありません。母数が多い順に並べ、どの釣りもので比較材料が厚いかを見せています。最多号数も、その号数を買えば全船に乗れるという意味ではありません。たとえば実測範囲が大きい行は、同じカテゴリ名の中にライト系と通常系、浅場と深場、テンビンとテンヤなどが混在している可能性があります。予約先が決まった後は、表の最多値ではなく船宿指定へ上書きしてください。
数字の読み方で避けたい三つの誤解
一つ目は、最多号数を推奨号数だと思うことです。最多は集計上いちばん多かった代表値にすぎず、当日の潮や釣場を評価した値ではありません。二つ目は、実測範囲の両端を自由に選べると思うことです。範囲は複数船宿の記載を横断した結果であり、一つの船で全範囲が許容されるとは限りません。三つ目は、母数が多ければ全国共通だと思うことです。umisenの収集対象は関東の船宿が中心です。遠征先では必ず現地の案内を確認してください。
一方、この表が強い場面もあります。初めての釣りものを検討中で、まだ予約先を絞れていないときです。15号前後の軽量帯なのか、80号前後なのか、150号級なのかが分かれば、手持ちの竿やリールで対応できそうか、レンタルを選ぶべきかを予約前に判断できます。買い物の前に釣行全体の重さの階級を把握する用途なら、実測表は有効です。
話したくなる発見:同じ「オモリ選び」でも揃い方が違う?
今回いちばん興味深かったのは、重いか軽いかではなく、船宿間で号数がどれだけ揃っているかでした。単に「何号が多いか」より、実はここが面白いところです。
母数5軒以上の中で、最多号数への一致率が最も高かったのは夜アナゴ船です。5軒の100%が25号に集まりました。一方、実測範囲が最も広かったのは中深場五目・キンメダイ・クロムツで、80号から350号まで開いています。
この差は、魚の大きさだけでは説明できません。狙う水深が似ていて、地域内で釣り方が定型化している便は指定が揃いやすくなります。逆に、同じ名称の中に異なる水深や対象魚、仕掛けが含まれる五目系は幅が広がりやすいと考えられます。ただし、この因果は集計から直接証明したものではありません。umisenが確認したのは公式サイト上の指定分布であり、海況や船長判断との関係は今後の検証課題です。
友人に「船釣りのオモリって何号?」と聞かれたら、「魚種だけではなく、揃う釣りとバラける釣りがある。最後は船指定」と答えると本質が伝わります。単一の万能号数を覚えるより、この二段階の考え方を覚えるほうが失敗を減らせます。
全体ではどの重さの帯が多かったか?
「軽い釣りと重い釣り、全体ではどちらが多いの?」も気になりますよね。解析できた全346件を代表号数の帯で分けると、次の構成でした。
| 代表号数帯 | 件数 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1〜20号 | 39件 | 11% |
| 21〜40号 | 63件 | 18% |
| 41〜60号 | 66件 | 19% |
| 61〜100号 | 82件 | 24% |
| 101号以上 | 96件 | 28% |
この分布は商品購入数や出船数ではなく、船宿公式サイトに記載された船宿と釣りものの組み合わせ数です。一つの人気船が毎日出船しても1件として扱い、更新履歴の重複も除いています。そのため「101号以上が多いから、最初に150号を買うべき」とは読めません。深場やイカ、コマセ釣りなど、重いオモリを使う便ほど仕様を明記する必要が高く、ウェブ上の記載が充実している可能性もあります。
解析できなかった記載は14件でした。理由は「潮次第」「船長指示」「各種用意」といった数値なしの案内、または単位を機械的に判定できない自由記述です。これらを0号として扱わず、分母から外しています。数値がないこと自体が「予約先へ確認すべき」という重要な情報だからです。
予約前から当日まで、どう決めればいい?

予約前:買わずに階級だけ確認する
行きたい釣りものを表から探し、最多号数と実測範囲を見ます。この段階の目的は商品を確定することではなく、自分の道具が大きく外れていないかを把握することです。先に買って失敗したくない方ほど、ここでは我慢するのが近道です。
軽量帯なら手巻きリールで対応しやすい一方、100号を超える便では巻き上げ回数や水深によって電動リールが助けになります。ただし必要性は号数だけで決まらないため、電動リールの選び方も確認し、レンタルの有無を含めて判断してください。
この時点で同じ釣りものの記事も見ておくと、仕掛け全体を想像しやすくなります。カワハギ仕掛けの実測ランキング、キス仕掛けの実測ランキング、タチウオ仕掛けの実測ランキングでは、対象を絞った号数データを詳しく扱っています。横断表より個別記事のほうが、針やPEとの組み合わせまで判断できます。
予約後:公式ページを見て、なければ電話する
予約先が決まったら、持ち物、仕掛け、料金、レンタルのページを確認します。聞く内容は次の四つに絞ると短時間で済みます。
- 通常使うオモリの号数
- 潮が速い日に必要な予備号数
- オモリの形や仕掛けの指定
- 船内販売とレンタルの有無
「何号ですか」だけでは、予備の重さや形状が分かりません。「通常と予備をそれぞれ何個持てばよいですか」まで聞くと、買いすぎと不足を同時に防げます。根掛かりが多い釣りでは予備数が増えますが、根掛かり頻度はポイントや当日の海況で変わるため、この記事では一律の必要個数を作りません。

乗船当日:受付と出船前アナウンスで最終更新する
前日に確認していても、当日は号数が変わることがあります。受付で仕掛けを買うとき、または出船前の説明で「本日は何号ですか」と再確認してください。船長が複数号数を案内した場合は、交換するタイミングも聞きます。自分だけ判断して軽くしたり、根掛かり対策として極端に重くしたりしません。
釣りもの別に、なぜ号数が変わるのか?
浅場の小物釣り
「浅場なら軽いオモリでよい」と思っていませんか?シロギスやカワハギなどは、底の変化や小さなアタリを取りたい釣りです。比較的軽い帯が使われますが、浅場だから常に軽ければよいわけではありません。船を流す速さ、潮、テンビンや胴突きといった仕掛けの違いで指定は変わります。細かい誘いをしやすいことと、船内でオマツリしにくいことの両方を満たす号数が船ごとに選ばれます。
コマセ釣り
アジ、マダイ、五目では、単体のオモリではなくコマセを入れるビシの重さとして号数が案内されることがあります。同じ「アジ」でもLTアジとビシアジでは道具立てが大きく異なります。横断表でLTアジの範囲が広く見える場合も、表記されたカテゴリや船宿ページ内の釣法差が混ざっている可能性があります。LTアジ初心者ガイドとビシアジガイドを分けて読み、予約先がどちらを運航しているか確認してください。
イカと中深場
ヤリイカ、スルメイカ、中深場五目は深いタナまで仕掛けを届けるため、重い帯が多くなります。着底が分かりやすいこと、船内で投入タイミングを揃えやすいことが重要です。深場ではオモリだけでなく、道糸の号数と巻き量、電動リールの電源、投入器の使い方までセットで確認します。オモリだけを買っても準備は完了しません。

テンヤ、ジギング、エギ
商品名に「号」や「g」が併記されることがありますが、号数とグラムを混同しないよう注意します。この記事は◯号と明記されたオモリ指定だけを解析しており、ジグ重量やルアー重量を同じ表に足していません。テンヤは製品規格や地域によって表示が異なる場合があるため、パッケージの数値だけで互換性を判断せず、船宿が案内する種類と重量を照合してください。
オモリを買うか、船宿で用意するか?
初回から買うべきか、船宿で買うべきか、迷いますよね。予約先で販売または貸出があるなら、初回は現地調達が合理的です。号数と形状が確実に合い、根掛かりで失ったときも同じものを補充できます。通販が向くのは、指定が確定し、同じ釣りものへ繰り返し乗ることが決まった後です。特殊な号数や形状を複数個そろえたい場合は、店頭より在庫を比較しやすい利点があります。
通販の利点は、近所で見つけにくい号数や複数個セットを、釣行日までの配送条件と合わせて比較できることです。ただし、ポイントや送料無料表示だけで選ぶと、違う形状や不要な個数を買うことがあります。先に船宿指定をメモし、その条件に一致する商品だけを比較してください。この記事では、用途が一致する在庫確認済み商品を用意できない場合、似た商品を代わりに表示しません。
指定号数と形状が確定し、通常用と予備をまとめてそろえる人には、号数を選べる六角オモリの複数個セットが主役候補です。単品を何度も探すより比較しやすく、レビューで梱包状態も確認できますが、船宿販売で足りる初回には不要です。船宿指定と一致した人だけが買う、という線引きが大切です。






