【2026年8月】マダコ船(タコテンヤ・エギ)釣り方|東京湾の港別釣果ランキング

東京湾のマダコ船を、umisenの港別釣果データ(直近30日・記事更新時に再集計)で解説。よく釣れている港ランキング、1日の釣果目安、タコテンヤとエギの仕掛け・釣り方、必要な道具・料金・シーズン・食べ方まで。夏の東京湾タコ釣り入門ガイドです。

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マダコ船(タコテンヤ・エギ)入門

この記事は、船から狙うマダコ(マダコ船)専門の入門ガイドです。東京湾の遊漁船で楽しむタコ釣りを、umisenが集計した港別の釣果データ(直近30日・記事更新時に再集計)を交えながら解説します。

マダコは、夏の東京湾を代表する人気の釣り物の一つ。底をズリズリとテンヤで引きずるだけで、重さでアタリを感じながら引き上げる独特の釣り方が、初めての人でも楽しみやすいのが特徴です。釣り方は大きく、重いオモリ付きのタコテンヤと、スッテ状のタコエギの2種類。どちらも船長が群れのいるポイントへ運んでくれるので、初心者でも数を伸ばすチャンスがあります。

「これからマダコ船に乗ってみたい」という方に向けて、釣れている港・1日の釣果の目安・テンヤとエギの違い・仕掛けと釣り方・道具・料金・シーズン・食べ方までをまとめました。

なお、東京湾のマダコ船は初夏から晩夏(おおむね6月〜9月)が本番。データは季節で大きく動くので、いま釣れている港・釣果は後半の記事更新時に再集計データで確認してください。

今がまさに最盛期です。 直近30日の集計では44軒の船宿がマダコ便を出し、報告された釣果は430件の「船宿×日」に上ります。水温が高く保たれる8月は数・サイズともに1年で最も安定するタイミングなので、道具を揃えるなら今がベストです。
青空が広がる夏の朝、東京湾を出船する清潔な遊漁船のデッキに「東京湾のマダコ、今どこで釣れてる?」の日本語コピーが大きく入ったヒーロー画像
夏の東京湾に出船するマダコ船

マダコ船とはどんな釣り?

マダコは軟体動物で、タコ壺・テトラポッドの隙間・砂泥底など底にいる生き物です。触手でエサや獲物をつかんで食べ、危険を感じると墨を吐いて逃げます。船からの釣りでは、タコが仕掛けに抱きついてくる「重くなる感触(乗り)」を感じたら引き上げる、という独特のアタリがあります。「コツン」と衝撃があるわけではなく、ゆっくり重くなる・底を引きずっているのに動かない感じがタコのサイン。シンプルな釣り方ながら、そのアタリの取り方が面白さの核心です。

東京湾はマダコの好漁場として知られ、横浜・川崎・金沢八景、内湾では行徳・浦安・江戸川方面、房総の富津・木更津など、夏になると多くの船宿がマダコ便を出します。短時間で手軽に楽しめる半日船も多く、初めての船釣りの入門として選ぶ人も少なくありません。

豆知識:マダコの心臓は3つ、血は青い

実はマダコ、心臓を3つ持っています。全身に血を送る「体心臓」が1つと、エラに血を送る「鰓心臓(さいしんぞう)」が2つ。人間とはまったく違う循環の仕組みです。血液の色も人間とは違い、酸素を運ぶ成分がヘモグロビン(鉄)ではなくヘモシアニン(銅)のため、青みがかった色をしています。船上で締めたときに赤い血が出ないのはこのためです。知っていると、次にタコ釣りに行ったとき同船者に話したくなる小ネタです。この循環の仕組みのおかげでタコは俊敏に動き、驚くと素早く墨を吐きます。釣り上げた直後の取り扱いには少しコツがいるので、締め方は後ほど詳しく紹介します。

タコテンヤとエギ、どちらで釣る?

東京湾のマダコ船では、主に2種類の仕掛けが使われます。

  • タコテンヤ(テンヤ釣り):鉛のオモリと針が一体化した仕掛けで、カニや魚の切り身などのエサを針に巻き付けて底を引きずる。重さで底の感触をダイレクトに感じながら引くため、アタリが分かりやすい。東京湾の定番スタイルで、初心者はまずこちらから入るのが主流。オモリは40〜80号が標準(船宿指定に合わせる)。
  • タコエギ(エギ釣り):イカ釣りのエギに似た形状の専用ルアー(タコエギ)を使う。カラー選択・アクションの入れ方で釣果が変わるため、ゲーム性が高い。エサ不要で手が汚れにくいのも利点。近年人気が高まっている釣り方で、操作感が好きな人に向く。

どちらが釣れるかはその日の状況次第で一概に言えません。迷ったらテンヤから入り、慣れてきたらエギを試すのがスムーズな始め方です。船宿によって「テンヤのみ」「どちらもOK」と異なるので、予約時に確認しておきましょう。

乗合船と仕立て船、半日船

マダコ船にも、他の客と相乗りする乗合(のりあい)船と、グループで1隻を貸し切る仕立て船があります。1人・少人数なら乗合、家族や友人グループでゆっくり楽しむなら仕立てが向いています。東京湾では3〜4時間の半日船も多く、午前・午後のどちらかで参加しやすいのがマダコ船の魅力の一つです。

清潔な遊漁船のデッキで並んで竿を出す釣り人たち。穏やかな東京湾が広がる
東京湾のマダコ船。半日船が多く気軽に楽しめる

【データ】直近30日のマダコ船 釣果実数(umisen調べ)

最終更新:2026-09-28/関東の釣り船の釣果データをもとに集計

直近30日(2026-09-28 時点)で、東京湾のマダコ船の釣果を報告した船宿は 44軒、対象の港は 15港。各船宿が公表した1日の最大杯数(430件の「船宿×日」データ)を集計すると、1隻・1日あたりの釣果は次のような目安になります。

  • 平均:1日あたり 10杯
  • 上位10%ライン(上位1割の船はこれ以上):15杯
  • 最大:221杯

東京湾の夏のマダコ船は、乗客全員の合計や船全体の釣果を報告している船宿が多く、平均 10杯というのは1隻の船での数字です。タイミングよく群れに当たれば上位の船で 15杯超えも珍しくなく、最大では 221杯という大量釣果の日もあります。数値は船宿の公表値の集計で、天候・潮・水温や季節によって変動し、釣果を保証するものではありません。とくにマダコは梅雨明けから水温が上がる7〜8月に活性が高く、この実数は時期によって大きく動きます。「今どれくらい釣れているのか」を記事更新時に再集計の実数で把握できるのがumisenの強みです。

釣り上げたばかりのマダコを手に持つ釣り人。赤みがかった表皮と太い足が印象的
夏の東京湾で釣り上げたマダコ。体表を変色させるのが特徴

【データ】よく釣れている港ランキング(直近30日)

同じ期間で、マダコ船の釣果報告が多かった港は次のとおりです(報告件数が多い=それだけ多くの船が結果を出している港)。港名をタップすると、その港の船宿一覧と最新釣果を確認できます。

順位港釣果報告数(30日)出船船宿
1江戸川・荒川74件6船宿
2横浜港71件6船宿
3金沢八景67件7船宿
4羽田45件3船宿
5富津漁港41件4船宿
6隅田川・東京湾岸29件5船宿
7金沢漁港21件2船宿
8行徳港16件4船宿

データ上のトップは 江戸川・荒川。横浜港は出船する船宿数が最も多く、東京湾のマダコ船の中心地の一つになっています。横浜沖から本牧沖・走水沖にかけての砂泥底はマダコの生息に適しており、夏を通じて安定した釣果が期待できるエリアです。江戸川・荒川河口周辺や行徳港も内湾寄りの好ポイントとして知られ、夏は短時間で数を稼げる場所として人気があります。

気になる港は決まりましたか? 各港ページでは、船宿ごとの最新釣果・料金・予約先を比較できます。まずは マダコ船を出している船を探す や 港から船宿を探す からチェックしてみましょう。

umisenの釣果データの見方・活用法

「釣れている港」と「1日の釣果の目安」を実数で知ってから予約することには、初心者ほど大きなメリットがあります。一般的なタコ釣り記事は「夏が旬で東京湾では数が出ます」程度の情報で終わりがちですが、それでは「今、どこで、どれくらい?」が分かりません。umisenは関東の釣り船の釣果データを集計しているので、直近の実績が良い港・船宿を根拠を持って選べます。タコは水温・潮・底質によって群れの動きが変わりやすいため、釣行直前に港ページの最新釣果を見て上向きのエリアを狙うのが数を伸ばす近道です。

東京湾でマダコが多い理由

東京湾でマダコがこれだけ数多く釣れる背景には、砂泥底とエサとなるカニ・エビ類が豊富という好条件があります。マダコは岩礁の隙間だけでなく、砂と泥が混ざった軟らかい底質にも穴を掘って住み着く性質があり、東京湾の湾奥から湾口にかけて広がる浅場の地形と相性が良いとされています。加えて、河口部から流れ込む栄養分でエサとなる甲殻類の生息密度が高いことも、横浜・川崎・行徳周辺で釣果が安定しやすい一因と考えられます。地形とエサ資源の両方が揃っているからこそ、15港・44軒の船宿が同時にマダコ便を出せるだけの資源量が保たれているわけです。都市部に隣接する大きな湾でこれほど安定してマダコが狙える場所は全国的にも珍しく、東京湾ならではの強みと言えます。

マダコ船の仕掛けと釣り方

タコテンヤ仕掛けの構成

東京湾マダコ船のメイン仕掛け「タコテンヤ」は、鉛のオモリに複数の返し針(かえし針)が付いた一体型の仕掛けです。タコが抱きついた瞬間に自然と針に掛かる設計になっています。

標準的な仕掛けの構成は次のとおりです。

① 竿先(タコ専用竿・胴調子・1.5〜2m前後) ② 道糸(PE3〜4号) ③ スナップサルカン(道糸とテンヤの接続) ④ タコテンヤ本体(40〜80号・赤・蛍光オレンジ系) ⑤ エサ(カニ・イワシの切り身を針全体に巻き付け) ⑥ 返し針(テンヤ一体型の複数針。エサを固定しタコを逃がさない)

タコテンヤの仕掛け構成図
タコテンヤ仕掛け:①竿先〜⑥返し針の構成
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タコエギの使い方

タコエギは、イカ用のエギに似た形状のルアーで、タコを抱かせるための専用設計です。底に沈め、ゆっくりとズルズル引きずるか、小刻みにシェイクして誘うのが基本動作です。エサが不要で、手が汚れにくいのが大きなメリット。カラーはオレンジ・赤・夜光など複数用意して、反応の良い色を見つけるのが釣果アップのコツです。船宿によっては「エギ専用船」でキャストしてボトムを探るスタイルもあります。

タコエギは1個300円台〜4,000円程度と価格に幅があり、根掛かりのたびに使い切る消耗品です。カラーはオレンジ・赤・夜光など複数色を用意しておくと、渋い日のローテーションに役立ちます。タコ専用エギは各地の釣具店や通販で購入できるので、釣行前に複数個まとめて確保しておくのがおすすめです。

反応が渋い日には、テンヤやエギの上に集寄せ(タコビーズ)を1つ足すだけでアピール力が変わることがあります。光を反射するビーズがタコの興味を引き、周りの人と釣果に差が出たときの一手になりやすいアイテムです。タコビーズは各地の船宿・釣具店で購入できます。エサ・カラーを変えても反応が薄いときの選択肢として、予備を1〜2セット持っておくと安心です。

テンヤとエギ、号数の選び方(早見表)

「結局どっちを選べばいいの?」「号数は何号にすればいい?」という疑問には、まず下の早見表で目安をつかんでおくのが近道です。号数(重さ)が軽すぎると潮に流されて底を切ってしまい、逆に重すぎると潮の抵抗で底の感触が伝わりにくくなります。「底を感じ続けられるギリギリの軽さ」を探るのが号数選びのコツで、水深と潮の速さで目安が変わります。

マダコ船のタコテンヤとタコエギの選び方フローと号数早見表
テンヤ・エギの選び方と号数の意思決定フロー

迷ったときは、初めての1投目はテンヤ・60号あたりから始めるのが失敗しにくい組み合わせです。潮の効きが変わりやすい内湾の河口部(浦安・行徳周辺など)では船長が号数を指定することが多いので、乗船前に船宿へ確認しておくと当日慌てません。慣れてきたらエギに持ち替えてカラーローテーションを試すと、釣りの引き出しが広がります。同じ日でも潮止まり前後は軽めの号数で底が取りやすくなり、潮が動き出すタイミングでは一段階重くする、といった調整をすると反応が変わることもあります。船長のアナウンスや周りの釣り人の号数を参考に、こまめに見直すのも数を伸ばすコツです。

誘い方の基本と「乗り」の感触

マダコ釣りで最も大切なのは「底を感じること」です。

  1. テンヤまたはエギを底に落とし、底取りを確認する(糸が弛む瞬間)。
  2. 竿を立てて道糸を張り、ゆっくりとロッドを前方へ倒しながらテンヤを底から引きずる(ズル引き)。
  3. 止める・ゆっくり上げる動作を繰り返しながら、底の変化を感じる。
  4. 重くなる・動かない・コツンと衝撃があればタコが乗ったサイン。
  5. 追い合わせ不要。そのまま一定の速度でリールを巻いて浮かせる(急激に巻かない。タコが自分で外れる)。

初心者がやりがちな失敗は「早合わせ」です。重さを感じてすぐに大きくアワせると、タコが仕掛けから離れてしまいます。重くなったら焦らず、ゆっくり竿を立てながら巻き上げるのがコツです。

エサの付け方

タコテンヤのエサは、船宿が用意してくれることが多いですが、自前で用意するとより鮮度が良いものを使えます。よく使われるエサは次のとおりです。

  • 生のカニ(ワタリガニ・小ガニ):最も定番。甲羅を剥がして針に留める「カニ掛け」が基本。においが強くアピール力が高い。
  • イワシ・サバの切り身:短冊状に切り、針全体を覆うように巻き付ける。コンビニのワイヤーを使って固定するとズレにくい。
  • エビ(冷凍ブラックタイガー等):殻ごとそのまま使える手軽さが人気。においが強くアタリが出やすい。

複数のエサを用意しておき、反応の違いを試すのも数を伸ばすための楽しみです。

必要な道具・タックル

ロッド・リール

タコ専用ロッドは「ゴリゴリ感を感じるための感度」と「タコを剥がす(底から引き離す)ための硬さ」を両立した設計になっています。長さは1.5〜2.0m前後、調子は胴〜強胴調子が多い。スピニングよりも両軸リール(ベイトリール)の組み合わせが主流で、素早い巻き上げと感度の点で優れています。

入門者には、まずはレンタルタックルで感覚をつかんでから自前を揃えるのがおすすめです。タコ専用ロッドは錘負荷40〜80号に対応した胴調子のものを選ぶ必要があるため、購入前に船宿スタッフや釣具店で用途に合う機種を確認するのが失敗の少ない方法です。

慣れてきたら、水深がひと目で分かるカウンター付き両軸リールへの買い替えを検討する価値があります。「底を感じ続けられるギリギリの軽さ」を探るタコ釣りでは、いま何メートル出ているかが分かるだけで底取りの精度が上がり、根掛かりも減らせます。カウンター付き船釣りリールは操作性と感度のバランスが良く、タコ釣りの上達を後押しします。

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仕掛け類

船宿が販売・レンタルしてくれる場合が多いですが、自分でタコテンヤを複数用意しておくと選択肢が広がります。号数は40〜80号を基本に、潮流の強さに合わせて使い分け。エギはタコ専用品(タコエギ)を2〜3個用意しておきましょう。

マダコ釣りは根掛かりでの仕掛けロストが他の釣りより多く、「1日で数個失うのが普通」という前提で数を揃えておくのが数釣りへの近道です。ロストのたびに手持ちが切れて休憩、では釣れている時間帯を逃してしまいます。下の一覧を目安に、消耗品は多めに持っていきましょう。

根掛かりロスト前提のマダコ消耗品チェックリスト。タコテンヤ3〜5個・タコエギ2〜3個・集寄せ予備1〜2セット・スナップサルカン予備5組・PEライン予備200m巻きの目安を示す図
根掛かりロスト前提|マダコ消耗品 携行チェックリスト

テンヤも1個あたりの単価自体は高くありませんが、当日船宿で慌てて買い足すと割高になりがちです。釣行前にまとめて揃えておけば、根掛かりでロストしても手元の予備で釣りを止めずに続けられます。タコテンヤは各メーカーから40〜80号の鉛製・樹脂製が販売されており、船宿指定の号数・カラーを複数個用意しておきましょう。

クーラーボックス

釣れたタコは生きたままクーラーに入れると暴れることがあるため、しっかりと締めてから保存します(後述)。タコは1〜2杯でもかなりのかさを取るため、10〜15L程度のクーラーボックスがあると安心です。いまは最盛期で、本記事の集計でも上位1割の船は1日15杯を報告しています。複数杯を見込む釣行や仲間との同船なら、氷を多めに入れても保冷力が落ちにくい20L以上の大型クーラーを選んでおくと、当日クーラー不足で持ち帰りを諦めるという事態を避けられます。

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はじめての1回だけ試したい方は上記の小型サイズで十分です。逆に、シーズン中に何度も通う予定がある、または仲間の分もまとめて持ち帰る可能性があるなら、買い替えの回数を減らせる大型を最初から選んでおくのも賢い選択です。

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服装・持ち物

タコ釣りでは墨が飛ぶことがあります。汚れても良い、または速乾性の服装が基本。夏の真昼は炎天下での釣りになるため、日焼け対策(アームカバー・帽子・日焼け止め)と水分補給は必須です。アームカバーはUVカット素材のものを選ぶと、長時間の炎天下でも腕の日焼けを効果的に防げます。デッキが濡れていることも多いので、滑りにくいデッキシューズまたは長靴もあると快適です。

夏の東京湾で釣りをする釣り人。帽子・偏光グラス・アームカバーを着用し日差し対策をしている
タコ釣りの服装例。日差し・墨対策に汚れても良い格好で
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墨や汗をすぐ拭き取れる速乾タオルも1枚あると重宝します。真夏のデッキは汗だくになりやすく、墨が飛んだ手や道具をさっと拭けるだけで釣りの快適さがかなり変わります。マイクロファイバー素材のコンパクトな速乾タオルは持ち運びに便利で、カラビナ付きなら道具袋に取り付けておけばすぐ使えます。

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料金・時間の目安

東京湾のマダコ船(乗合)の一般的な目安は次のとおりです。

種別時間料金目安
半日船(午前 or 午後)3〜4時間4,000〜6,000円程度
一日船6〜8時間7,000〜10,000円程度

料金にはエサ代が含まれる場合と別途の場合があります。初めてならタックルレンタル(1,000〜2,000円程度)も活用できます。乗り合い定員は船によって異なりますが、8〜15名前後が多く、余裕のある釣り座で楽しめます。予約時に料金・エサ・道具レンタルの可否を確認しておきましょう。

シーズンと東京湾のマダコ

東京湾のマダコは、6月から9月が最盛期です。梅雨明けごろから水温が上昇し、浅場へ出てきたタコが活性を上げます。7〜8月は特に数が多く、半日船でも複数杯を狙えるシーズンです。

月状況
6月始まりの時期。水温が上がり始め、徐々に数が出る
7〜8月最盛期。浅場にタコが集中し、数・サイズともにピーク
9月後半になるにつれ落ち着く。大型も狙いやすい
10月以降激減。タコ船はほぼ終漁

本記事のデータは直近30日の集計で、季節によって大きく変動します。とくに6月前半や9月後半は釣果が不安定になりやすいため、実際の釣行前にumisenの港ページで最新の釣果を確認することをおすすめします。

東京湾のマダコ船が多く出る主要エリアは、横浜港・金沢八景・川崎港周辺(湾の南〜中部)と、内湾側の江戸川・荒川河口・行徳港エリアの2カ所に大きく分かれます。湾南部は潮流が速いぶんポイントが絞りやすく、内湾は波が穏やかで初心者でも釣りやすい傾向があります。はじめてなら内湾の船宿(行徳・浦安・江戸川方面)から入ると船酔いのリスクが低く快適な場合が多いです。

釣れたマダコの持ち帰りと食べ方

締め方と保存

タコを釣り上げたらすぐに「締め」を行います。目と目の間の額部分を包丁またはピックで刺して締めるのが確実ですが、船上では両手でタコの胴をぐるっとひっくり返す「裏返し締め」を行う人が多いです。これで内臓が露出し、タコの動きが止まります。素手で胴をつかむと吸盤の吸着力とヌメリで意外と扱いにくいので、フィッシュグリップ(プライヤー)で足の付け根をしっかり挟んでから締めると、暴れを抑えて安全に処理できます。前述のとおりタコは驚くと墨を吐くので、グリップで距離を取りながら扱えるのも利点です。

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グリップを使わず直接触る場面(仕掛けの結び直しや持ち帰り準備など)では、滑り止め加工のフィッシンググローブがあると吸盤のヌメリに負けず作業がしやすくなります。素手だとヌメリで仕掛けの結び替えに手間取りがちですが、グローブがあれば時合いを逃さずスムーズに次の一投へ移れます。グローブを選ぶ際はサイズが合わないとずれやすいので、寸法を確認して選んでください。

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締めたあとは、クーラーボックスに氷と少量の海水(海水氷)を入れた中で保存します。タコは丈夫なため、帰宅まで十分に鮮度を保てます。生きたままにしておくと、クーラーの中を暴れまわるうえ、墨が出て他の魚に広がることがあるため、釣り上げ後は早めに締めるのが賢明です。

東京湾のマダコの食べ方

東京湾のマダコは、身が引き締まり、食味が良いことで知られています。夏のマダコは脂が少ない分、旨みが凝縮されているのが特徴です。

  • タコ飯:定番中の定番。昆布だしで炊いたご飯に薄切りのゆでタコを合わせるだけで絶品。
  • 刺身(生タコ):釣れたての新鮮なタコなら生でも食べられます。薄切りにして酢味噌や塩で。
  • ゆでタコ:塩でもみ洗いしてぬめりを取り、沸騰した湯で10〜15分ゆでる。冷やしてそのままやサラダに。
  • たこ焼き・オクトポップ:夏らしい食べ方。粗みじんに切ったタコをたっぷり使って。
  • タコのやわらか煮:大根と一緒に圧力鍋で煮ると、驚くほどやわらかく仕上がります。

釣り当日に食べきれない分は、ゆでて冷凍保存がおすすめです。解凍後も味が落ちにくく、2〜3週間を目安に食べられます。

夏らしい盛り付けのゆでタコの刺身。足を放射状に並べた爽やかなプレートと薬味
釣ったマダコのゆでタコ刺身。夏の食卓に映える一品

よくある質問

Q. タコ釣りは初心者でも釣れますか?

船長が釣れているポイントまで連れていってくれるので、初心者でも十分に狙えます。タコテンヤをただ底で引きずるだけでアタリが出るケースも多く、アジやカワハギのように繊細なアタリを取る必要が少ないのが特徴です。ただし「乗り(タコが抱きついた感触)」を見逃して空振りになることはよくあるので、焦らず竿を立てながら巻いてくる練習が上達の近道です。

Q. タコ釣りに向いている竿・リールは?

専用のタコロッドと両軸リールが最もおすすめです。ただし、LT五目用や汎用の船竿でも代用できる場合があります。初めての方はまず船宿でタックルをレンタルし、自分に合うかどうかを確かめてから購入するのが賢い順番です。専用竿は胴が強く感度が高いため、一度使うと「タコの感触が分かりやすい」と感じる人が多いです。

Q. タコエギの号数やカラーはどう選べばいいですか?

迷ったら中間サイズ(3.5号前後)を1つ持っておき、反応が薄ければワンサイズ大きく、渋い日は小さめにして試すのが基本です。カラーは晴天の日中はオレンジ・赤系、濁り潮や光量が少ない時間帯は夜光カラーが強く出る傾向があります。船宿によっては指定カラーがある場合もあるので、乗船前に確認しておくと無駄がありません。

Q. タコを釣ったらどうやって締めますか?

船長や乗客に聞くのが一番早いですが、基本は「裏返し締め」(胴をひっくり返す)か、ピックで目の間を刺す方法です。締めずにクーラーに入れると暴れて大量の墨を出すため、釣り上げ後は速やかに処理しましょう。船宿によってはスタッフが手伝ってくれます。

Q. タコ釣りで墨対策はどうすればいいですか?

タコが墨を吐くのは主に海上に上がった直後(びっくりして)です。水面に上がったタコをそのまま船上に引き上げると、デッキや服に墨が飛ぶことがあります。タモ(ランディングネット)を使うか、タコが墨を出す前に素早く拾い上げるのが対策です。服は汚れてもいいものを着て、速乾素材の上に防水のアウターを羽織ると後片付けが楽になります。

Q. タコ釣りのシーズンはいつですか?

東京湾では6月から9月が主なシーズンで、7〜8月が最盛期です。梅雨明け後の水温上昇と同時にタコが浅場に回遊してくるため、7月上旬から船宿の釣果報告が活発になります。9月以降は徐々に数が落ち、10月には終漁する船宿が多くなります。年によって多少ずれがあるため、最新情報はumisenの マダコ船メニューページ で確認してください。

Q. タコ専用の竿は必要ですか? 普通の船竿でも釣れますか?

普通の船竿でも釣れます。ただし感度が落ちるため「タコが乗った感触」を感じにくくなる場面があります。専用竿は感度が高くタコのアタリを逃しにくい設計ですが、最初から買わなくてもレンタルで十分楽しめます。釣りにはまってから、好みに合わせて専用竿を選ぶのが失敗の少ないステップアップです。


東京湾のマダコ船の最新釣果・港別データは マダコ船メニューページ でも確認できます。船宿を探すなら 港から探す も活用してみてください。

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