タイラバ・マダイ船釣り入門
この記事は、船から真鯛(マダイ)を狙うマダイ船の入門ガイドです。いま人気のタイラバを中心に、伝統のコマセマダイ、エサで狙うテンヤマダイまで、東京湾・相模湾・外房の遊漁船で楽しむマダイ釣りを、umisenが集計した港別の釣果データ(直近30日・毎日更新)を交えながら解説します。
マダイは「海の王様」とも呼ばれる、姿も味も一級の憧れの魚。難しそうに見えますが、なかでもタイラバはただ巻くだけというシンプルさから、船釣りデビューにも選ばれています。船長がポイントへ運んでくれるので、初心者でも本命の真鯛に手が届きます。この記事では、釣れている港・手法ごとの1日の釣果の目安・必要な道具・タイラバの仕掛けと釣り方・料金・シーズン・食べ方までをまとめました。読み終えるころには、はじめてでも安心して予約まで進められるはずです。
なお、関東のマダイ船はほぼ一年中出ていますが、産卵期の前後にあたる春(4〜6月)の「乗っ込み」と秋(9〜11月)が大型・数ともに狙いやすい時期。本記事のデータも季節や潮で動くので、いま釣れている港・釣果は後半の毎日更新データで確認してください。

マダイ船とはどんな釣り?(タイラバ・コマセ・テンヤ)
マダイは、淡いピンクの体に青い斑点が散る美しい魚で、水深20〜100mほどの岩礁帯(根)まわりや潮目に多く生息します。陸からはなかなか狙えませんが、船なら船長が真鯛の着く根や潮目まで正確に運んでくれるため、初心者でも本命に出会える可能性がぐっと高まります。
関東のマダイ船には、大きく分けて3つの狙い方があります。まずは自分に合うスタイルを知っておきましょう。
タイラバ(鯛ラバ)— ただ巻くだけの人気No.1
タイラバは、丸い「ヘッド(オモリ)」に、ひらひら動く「ネクタイ」と「スカート」、そして針が一体になったルアーを底まで落とし、一定のスピードでただ巻き上げてくるだけのシンプルな釣りです。難しいアワセも要らず、「コツコツ」というアタリが出ても巻き続けるとロッドが舞い込んで掛かる――この明快さから、近年いちばん人気の狙い方になっています。電動リールを使う「電動タイラバ」を導入している船も増え、体力に自信がない方や女性・お子さんにもやさしい釣りです。
コマセマダイ — 数も型も期待の王道
コマセマダイは、ビシ(オキアミを詰めるカゴ)でコマセを撒き、その煙幕の中に付けエサを漂わせて食わせる、関東の伝統的な釣り方です。長いハリス(仕掛け)の扱いに少しコツが要りますが、真鯛が広く集まりやすく、数・型ともに期待できるのが魅力。後半のデータでも、いちばん多くの釣果が報告されているのはこのコマセマダイです。
テンヤマダイ — エサで誘う繊細なゲーム
テンヤマダイは、オモリと針が一体になった「テンヤ」にエビエサを付け、底付近をふわりと誘って食わせる釣り。アタリを取って掛ける駆け引きが面白く、外房(大原など)で人気のスタイルです。タイラバと同じく軽いタックルで楽しめます。

どれを選んでも本命は同じ真鯛。「まずはシンプルに楽しみたいならタイラバ」「数も型も欲張りたいならコマセ」「エサ釣りの駆け引きが好きならテンヤ」と覚えておくと、船選びで迷いません。船宿ごとに得意な狙い方が違うので、予約時に確認しておきましょう。
【データ】直近30日のマダイ船 釣果実数(umisen調べ)
最終更新:2026-06-19/関東の船宿サイトを毎日自動収集・集計
直近30日(2026-06-19 時点)で、マダイ船(タイラバ・コマセ・テンヤ)の釣果を報告した船宿は 74軒、対象の港は 31港、累計の釣果報告は 582件にのぼりました。各船宿が公表した1日の最大匹数(473件の「船宿×日」データ)を集計すると、1隻・1日あたりの釣果は次のような目安になります。
- 平均:1日あたり 5匹
- 上位10%ライン(上位1割の船はこれ以上):10匹
- 最大:69匹
マダイは「1日1匹釣れれば上出来」と言われることもある魚ですが、関東の船は平均で 5匹前後と、本命に出会えるチャンスが十分にあることがわかります。潮が合えば束(つ)に近い釣果が出る日もあり、最大では1隻 69匹という記録も。数値は船宿の公表値の集計で、天候・潮・乗船時間や季節によって変動し、釣果を保証するものではありません。それでも、古い情報や一般論ではなく「今どれくらい釣れているのか」を毎日更新の実数で把握できるのがumisenの強みです。
手法で釣果はこう違う(タイラバ/コマセ/テンヤ)
同じマダイ船でも、狙い方によって1日の釣果の出方は変わります。直近30日のデータを手法別に分けると、次のようになりました。
| 狙い方 | 1日の平均 | 上位10% | 最大 | サンプル数 |
|---|---|---|---|---|
| コマセマダイ | 6匹 | 10匹 | 69匹 | 375件 |
| タイラバ | 3匹 | 8匹 | 12匹 | 53件 |
| テンヤマダイ | 5匹 | 10匹 | 13匹 | 45件 |
数をまとめて狙いやすいのは、やはりコマセ。一方タイラバとテンヤは1匹の価値を味わう「ゲーム性」が魅力で、シンプルさや駆け引きの面白さで選ぶ釣りです。「とにかく真鯛の顔を見たい・数も欲しい」ならコマセ船、「手軽にルアーで楽しみたい」ならタイラバ船、と自分の目的に合わせて選ぶと満足度が高まります。どの数字も船宿の公表値の集計で、季節や潮で動く点はご承知おきください。

【データ】よく釣れている港ランキング(直近30日)
同じ期間で、マダイ船(3つの狙い方の合算)の釣果報告が多かった港は次のとおりです(報告件数が多い=それだけ多くの船が結果を出している港)。港名をタップすると、その港の船宿一覧と最新釣果を見られます。
| 順位 | 港 | 釣果報告数(30日) | 出船船宿 |
|---|---|---|---|
| 1 | 飯岡漁港 | 346件 | 6船宿 |
| 2 | 松輪漁港 | 235件 | 10船宿 |
| 3 | 大原漁港 | 191件 | 6船宿 |
| 4 | 間口漁港 | 123件 | 6船宿 |
| 5 | 金沢八景 | 116件 | 3船宿 |
| 6 | 鴨川漁港 | 93件 | 5船宿 |
| 7 | 腰越漁港 | 85件 | 3船宿 |
| 8 | 葉山港 | 85件 | 2船宿 |
| 9 | 富浦漁港 | 70件 | 2船宿 |
| 10 | 茅ヶ崎漁港 | 60件 | 1船宿 |
データ上のトップは 飯岡漁港。外房(飯岡・大原・鴨川・館山)はタイラバ・テンヤの一大フィールドで、潮通しのよい広大な根まわりに真鯛が多く着きます。三浦半島の松輪・間口、相模湾の葉山・腰越・茅ヶ崎、東京湾の金沢八景はコマセマダイの好フィールド。エリアによって得意な狙い方が違うので、「タイラバをやりたいから外房」「コマセでじっくりなら相模湾・東京湾」というように、釣り方から港を選ぶのも失敗の少ない方法です。
気になる港は決まりましたか? 各港ページでは、船宿ごとの最新釣果・料金・予約先を比較できます。まずは タイラバ船を探す や コマセのマダイ船を探す、港から船宿を探す からチェックしてみましょう。
より詳しい狙い方別の解説は タイラバ船のメニューページ や テンヤマダイ船のメニューページ でも確認できます。
umisenの釣果データの見方・活用法
「釣れている港」「手法ごとの1日の釣果」を実数で知ってから予約することには、初心者ほど大きなメリットがあります。一般的な入門記事は「マダイはタイラバで手軽に狙えます」と書いて終わりがちですが、それだけでは「じゃあ今、どこで、どの釣り方で、どれくらい?」が分かりません。umisenは関東の船宿サイトを毎日巡回して釣果を集計しているので、直近の実績が良い港・船宿を根拠を持って選べます。マダイは潮や水温で着き場が動きやすい魚なので、釣行直前に港ページの最新釣果を見て、上向いているエリア・船宿を狙うのが本命への近道です。なお数値は船宿の公表値の集計であり、釣果を保証するものではありませんが、傾向をつかむ材料としては十分に役立ちます。
タイラバの仕掛けと釣り方・基本のコツ
ここからは、初心者にいちばんおすすめのタイラバを中心に、仕掛けと釣り方を解説します。タイラバの基本は驚くほどシンプル。「底まで落とす → 一定スピードで巻く → アタっても巻き続ける」、これだけです。
- ヘッドを底まで落とし、着底したらすぐに巻き始める(底に置きっぱなしは根掛かりのもと)。
- リールのハンドルを一定のスピードでゆっくり巻き上げる。速さを変えずに巻くのがコツ。
- 「コツコツ」「ココン」とアタリが出てもアワセず巻き続ける。
- ロッドが大きく舞い込んだら、追いアワセを入れずそのまま巻いて寄せる。
ポイントは、アタリに焦って巻くのを止めたりアワせたりしないこと。タイラバは真鯛がネクタイに食いつき、自分から針に掛かっていく釣りです。手を止めるとせっかくのチャンスを逃すので、「アタっても等速で巻き続ける」を体に覚えさせましょう。底を取り直す動作(落とし直し)をこまめに繰り返すのも、根掛かりを避けつつタナを外さないコツです。
タックル(道具)の目安
タイラバの標準的なタックルは、タイラバ専用ロッド(乗せ調子・2m前後)に小型のベイトリール、道糸はPE0.8〜1号にリーダー(フロロ3〜4号)。ヘッドの重さは水深と潮に合わせて60〜120号(約45〜80g前後)を船宿の指示で使い分けます。専用ロッドは真鯛の繊細なアタリを弾かず「乗せる」ように作られていますが、最初はレンタルで十分です。
まずはレンタル(1回あたり1,500〜3,000円ほど)で十分。ただ「またやりたい」と思ったら、最初の1本は入門セットがコスパ良好です。レンタル代の数回分でマイタックルが手に入る計算なので、3回ほど乗るなら買ったほうがおトク。軽くて扱いやすい1本があると、等速巻きや底取りが一気に安定します。タイラバ専用セットを買う前に、まずは船竿とリールがそろった汎用の入門セットで船釣りの基本に慣れ、ハマってきたら専用タックルへステップアップするのも失敗の少ない道です。
タイラバ仕掛け(遊動式)の構成は次のとおりです(下図の番号①〜⑥と対応)。
- ロッド(真鯛のアタリを弾かない乗せ調子)
- 道糸(PE0.8〜1号)+リーダー(フロロ3〜4号)
- ヘッド(タングステンor鉛のオモリ・60〜120号)
- ネクタイ(ひらひら動く誘いのパーツ)
- スカート&フック(2本針)
- 巻き上げの軌道(底から等速で巻く)

タイラバはヘッドやネクタイのカラー・形で釣果が変わる、奥の深い釣りでもあります。とはいえ最初は船宿のおすすめや、まわりで釣れている人のカラーを真似るのが近道。ネクタイやフックは消耗品なので、当たりカラーを数種類ストックしておくと当日あわてずに済みます。コマセやテンヤで行く場合も、仕掛け・コマセ・エサは船で用意・購入できることがほとんどなので、初回は無理にそろえる必要はありません。
誘いとアタリで差がつくポイント
タイラバで釣果を分けるのは、「等速巻き」と「巻きスピードの引き出し」です。基本はゆっくり等速ですが、その日の真鯛が好むスピードは日によって違います。アタリが出るのに掛からない日は、少し速め・少し遅めと巻く速さを変えて正解を探すのがコツ。逆に、アタったときに思わず手が止まる・速くなる、というクセが出ると掛かりが悪くなります。「いつも同じリズムで巻く」を意識するだけで、ヒット率は大きく変わります。
コマセマダイなら、ビシでコマセを振り出すタナ取りと、長いハリスをオマツリさせない仕掛けさばきがカギ。テンヤなら、底を取り直しながらエビエサをふわりと漂わせ、「モタレ」るアタリを聞いて掛ける駆け引きが楽しめます。いずれも最初は船長やまわりの常連の動きを真似るのが上達の近道です。
よくあるトラブルと対処
- 根掛かり:着底後に巻き出しが遅れると起こりやすい。底に着いたら即巻き出し、こまめに落とし直す。
- アタるのに掛からない:アワせず等速巻きを徹底。それでもダメなら巻きスピードとネクタイカラーを変える。
- オマツリ(仕掛け絡み):特にコマセは長ハリス。底を取ったら糸ふけを早めに取り、船の流し替え時は一度回収すると防げます。
竿やリールは船宿でレンタルできることが多いので、最初に買い揃えるものはほとんどありません。ただ、ひとつだけ最初から持っておくと体験がぐっと良くなるのが、針を外すプライヤーと魚をつかむフィッシュグリップです。
マダイは口が硬く、フックを外すのに素手だと手間取りがち。プライヤーがあれば針外しが一瞬で済み、グリップで魚を固定すれば手も汚れず安全です。マダイ船ではエソやサバ、フグなどの外道も掛かるので、素手で触らずグリップでつかめるのは安心材料になります。プライヤーとフィッシュグリップはバラで買うより割安なセット品が3,000円台から手に入ります。「サビに強いアルミ製」「ロック付きで持ち運びやすい」ものを選んでおくと、潮を浴びても長く使えて買い直しになりません。
※ロッド・リール・タイラバ・コマセ・エサは船宿のレンタルや船で用意・購入できることがほとんど。無理にそろえる必要はありません。「あると快適なものから少しずつ」で大丈夫です。
初めてのマダイ船 持ち物リスト
半日〜一日船でも、必要なものは多くありません。最低限そろえたいのは次のとおりです。
- 帽子・偏光サングラス(日差し・反射対策。海中の様子も見やすくなる)
- 動きやすく濡れてもよい服装、滑りにくい靴(春・秋は防寒着、夏は日焼け対策)
- タオル・ウェットティッシュ(手やエサのぬめり対策)
- 飲み物・酔い止め(出船30分前までに服用)
- クーラーボックスと保冷剤(持ち帰り用。マダイは型が良いので少し大きめが安心)

竿・エサはレンタルできる?(早見)
初回はほとんど手ぶらでOK。船宿によりますが、目安は次のとおりです。
| 持ち物 | 船宿での扱い(目安) |
|---|---|
| 竿・リール | レンタル可(1,500〜3,000円程度) |
| タイラバ・テンヤ | 船で購入/レンタルできることが多い |
| コマセ・付けエサ | 船で用意(料金に含む or 別売) |
| ライフジャケット | 無料貸与が一般的 |
| クーラーボックス | 持参が基本(持ち帰り用) |
持ち帰り用のクーラーボックスだけは持参が基本。マダイは40cm・50cmと型が良いことも多いので、入らないと困ります。半日船なら10L前後でも足りますが、大型を狙う一日船や、複数本の持ち帰りを見込むなら一回り大きめ(20L前後)が安心。水抜き栓やフロート機能つきだと、釣りの後の手入れや船上での扱いがぐっとラクになります。
予約から帰港までの一日の流れ
初めてだと当日の動きが不安なもの。マダイ船のおおまかな流れを把握しておきましょう。
- 予約:電話または船宿サイトで希望日・狙い方(タイラバ/コマセ/テンヤ)・人数を伝えます。レンタル竿やタイラバ、エサの有無もこのとき確認。
- 集合・受付:出船の30〜45分前に到着。受付で料金を払い、氷やレンタル竿、エサを受け取ります。
- 釣り座決め:早い者勝ちの船が多いので、こだわるなら早めに。初心者は船長に「初めてです」と伝えておくと面倒を見てもらいやすいです。
- 出船・釣り開始:ポイントまで移動し、船長の合図で開始。最初の流しで底の取り方と巻きのリズムを体に覚えさせましょう。
- 沖上がり・帰港:終了の合図で納竿。港に戻ったら釣果を確認し、クーラーに氷を足して持ち帰ります。
酔い止めは出船の30分前までに飲んでおくのがコツ。マダイ船は沖の深場まで走ることもあり、揺れが心配な方は船酔い対策のガイドもチェックしておくと安心です。集合時間に遅れると出船を待ってもらえないこともあるので、余裕を持って向かいましょう。
料金の目安
マダイ船(乗合)の料金は、エリアや狙い方、半日/一日でだいぶ変わりますが、おおむね8,000〜13,000円前後が目安です。タイラバ・テンヤの半日船は手頃、コマセや大型狙いの一日船はやや高め、というイメージ。これに加えて、レンタル竿(1,500〜3,000円程度)、氷、タイラバやエサ代がかかる場合があります。正確な料金は各船宿のページで確認できるので、港から船宿を探す で比較してから予約すると安心です。
マダイ船で本命に近づく5つのコツ
- 底を素早く切る:着底したらすぐ巻き出す。底放置は根掛かりと時合いロスのもと。
- 等速巻きを徹底:アタっても止めない・アワせない。同じリズムで巻き続ける。
- スピードの正解を探す:掛からない日は巻き速度を少し変えて、その日の当たりを見つける。
- タナと潮を意識:船長のアナウンスを聞き、指示ダナと流し替えにこまめに対応する。
- 港と船宿を実数で選ぶ:直近で実績が出ているエリア・狙い方を選ぶことが、いちばんの近道。
マダイと一緒に釣れる魚(外道)
マダイ船では、ハナダイ(チダイ)・イナダ・ワラサ・サバ・ホウボウ・アマダイなどの嬉しい外道が一緒に釣れることがあります。とくに外房や相模湾では青物がヒットして思わぬ大物に出会うことも。一方で、エソやフグ、毒のあるゴンズイなどが掛かることもあるため、見慣れない魚は無理に手で触らず、フィッシュグリップで扱うのが安全です。判断に迷ったら、その場で船長に確認するのが一番確実です。

マダイ船が釣れるシーズン(旬)
マダイは関東の船でほぼ一年中狙えますが、とくに狙い目は二回。春の「乗っ込み(のっこみ)」シーズン(4〜6月頃)は、産卵を控えた大型が浅場に差してきて、年無し(70cm超)級の夢もある時期。そして秋(9〜11月頃)は数・型ともに安定し、コンディションの良い真鯛が楽しめます。真夏や真冬も深場で釣れますが、初心者は気候も穏やかな春・秋から始めるのがおすすめです。
umisenでは港ごと・狙い方ごとの最新釣果を毎日更新しているので、出船前に 港から船宿を探す ページで直近の状況をチェックしてから予約すると失敗が少なくなります。
釣ったあとの持ち帰りと食べ方
マダイは味でも一級の魚。鮮度を保つために、釣れたらすぐに氷の効いたクーラー(できれば海水氷)で締めると、帰宅後の味が段違いです。定番はやはり刺身や薄造り。新鮮なものは歯ごたえが、一日寝かせると旨味が増し、どちらも絶品です。ほかにも、塩焼き・煮付け・鯛めし・あら炊き・潮汁と、頭からあらまで余すところなくおいしくいただけるのがマダイの魅力。大きな真鯛が釣れたら、ぜひ一尾を色々な料理で楽しんでみてください。
サイズと呼び名
マダイは関東では30〜40cmが中心で、50cmを超えると良型、70cm超は「年無し」と呼ばれる大物です。20cm前後の小型は「チャリコ」と呼ばれ、リリースして資源を守る配慮も大切。タイラバ・テンヤでは型狙い、コマセでは数と型の両方が楽しめる、と覚えておくとよいでしょう。
船酔い対策
船釣りで一番もったいないのが船酔い。前日にしっかり睡眠を取り、当日は空腹も満腹も避けて、酔い止めを出船30分前までに服用しておきましょう。マダイ船は沖まで走ることもあるので、釣行中は下を向き続けず、遠くの水平線を見るのも効果的。心配な方は揺れの少ない大型船や、時間の短い半日便から始めるのがおすすめです。詳しくは 船酔い対策のガイド も参考にしてください。
まずは港と船宿を選ぼう
マダイ船は外房から三浦半島・相模湾・東京湾まで数多くあり、狙い方も選べます。「やりたい釣り方(タイラバ/コマセ/テンヤ)」「近い港」「件数が多い港」から気軽に選んでみましょう。
ほかの魚種が気になる方は、カワハギ船の入門ガイド や シロギス船の港別釣果ガイド もどうぞ。
よくある質問
Q. タイラバは本当に初心者でも釣れますか?
はい。タイラバは「底まで落として一定スピードで巻くだけ」のシンプルな釣りで、難しいアワセも要りません。船長がポイントへ運んでくれるので、初めての方でも本命の真鯛を狙えます。umisenの直近30日データでも、マダイ船全体で1隻あたり平均 5匹前後の釣果が出ており、レンタルタックルでも十分楽しめます。
Q. 1日でどれくらい釣れますか?
直近30日の集計では、マダイ船全体で1隻・1日あたり平均 5匹、上位10%で 10匹、最大で 69匹でした。狙い方では、数をまとめやすいのがコマセ(平均 6匹)、ゲーム性を楽しむのがタイラバ(平均 3匹)・テンヤ(平均 5匹)という傾向です。潮や天候、季節で大きく変わるので、最新の状況は港別ランキングで確認してください。
Q. タイラバ・コマセ・テンヤ、初心者はどれを選べばいい?
手軽さで選ぶなら断然タイラバ。ただ巻くだけで、電動タイラバなら体力的にもラクです。数も型も欲張りたいならコマセマダイ、エサ釣りの駆け引きが好きならテンヤマダイがおすすめ。船宿ごとに得意な狙い方が違うので、予約時に「初めてでタイラバをやりたい」などと伝えて相談すると安心です。
Q. どの港から行くのがおすすめですか?
迷ったら、釣果件数が多い港から選ぶのが無難です。直近30日では 飯岡漁港 をはじめ、外房・三浦半島・相模湾・東京湾の各エリアが活況でした。タイラバ・テンヤなら外房、コマセなら相模湾・東京湾、と釣り方からエリアを選ぶのもおすすめです。上の港別ランキングを参考にしてください。
Q. 道具は何を持っていけばいいですか?
竿・リール・タイラバ・コマセ・エサは船宿のレンタルや船での購入でほぼまかなえるので、初回は手ぶらに近い装備で大丈夫です。持参が基本なのは持ち帰り用のクーラーボックス。マダイは型が良いので、少し大きめがあると安心です。あると便利なのは針外しのプライヤーとフィッシュグリップで、外道対策にも役立ちます。
Q. マダイのベストシーズンはいつですか?
関東の船ではほぼ一年中狙えますが、とくに春(4〜6月)の「乗っ込み」と秋(9〜11月)が大型・数ともに狙いやすいシーズンです。気候も穏やかなこの時期は、初めての船釣りデビューにもおすすめのタイミングです。
Q. 釣ったマダイはどう食べるとおいしいですか?
新鮮なうちは刺身や薄造り、一日寝かせると旨味が増します。塩焼き・煮付け・鯛めし・あら炊き・潮汁と、頭からあらまで余すところなく楽しめるのがマダイの魅力。鮮度が命なので、持ち帰り用のクーラーと保冷剤を忘れず、釣れたらすぐ氷で締めるのがおいしく持ち帰るコツです。

